「危険だから~してはダメ」から「~したら、より安全」へ

あたらしい年が明けて既に半月が過ぎようとしています。

弊社では、昨年11月から「労働災害徹底防止アクション」を実施しています。

幸いにも、ゼロ災害で年明けを迎えることができましたが引き続き、

厳戒態勢で安全施工に努めていただくよう、お願いします。

 

先に配布・確認して頂いた元請さんからの通達においても

比較的軽微な不休災害が依然、多発していることが懸念されています。

労働災害の防止活動においてしばしば語られる「ハインリッヒの法則」では

1つの重大事故の背後には、29の軽微な事故があり、さらにその背後には

300の異常がある、とされています。

 

新しい現場に入場する時…

新しい作業を始める時…

新しい作業員を増員した時…

それはまさに「異常が起こりやすいタイミング」でもあります。

 

どうかあらためて「身近な異常」を察知するアンテナを磨き直してください。

そして、「危険だから、安全通路じゃないところを歩いてはいけないよ」という

ひとつの禁止事項を唱えるだけの防止活動ではなく

「安全通路を厳守して、より安全に努めよう」

そのためには

「安全通路を塞いだりしないよう、資材は適切な場所に置こう」というように

より完璧な安全に近づくいくつもの提案をどんどん見つけて徹底してください。

 

各作業所の担当職長さんにお願いします。

①皆さんひとりひとりの安全意識を高めることでしか

300の異常を敏感に察知することができないということ

②そして、その安全意識をもってすれば

29の軽微な事故を防止できるのだということ

 

この2点を今一度、作業員の皆さんにご指導ください。

どうぞ、年度末まで厳戒態勢でお願いします。

「ご安全に!!」